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パリの獣医さん〈上〉「ライフ・イズ・ワンダフル」シリーズ (ハヤカワ文庫NF)

ミシェル クラン
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パリの獣医さん〈上〉「ライフ・イズ・ワンダフル」シリーズ (ハヤカワ文庫NF)の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:早川書房
パリの獣医さん〈上〉「ライフ・イズ・ワンダフル」シリーズ (ハヤカワ文庫NF)のカスタマーレビュー

「色々な患畜」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-08-17

 Michel Kleinの『Ce qu'Ils Nous Apprennant』(1979年)の翻訳。
 1993年に平凡社から出た翻訳に加筆して、二分冊としている。
 著者はフランスで最も有名な獣医といわれ、動物外科医として卓抜な腕を持ち、いくつもの動物園の開設に関わったり、フランス動物保護協会副会長などを歴任している。
 上巻では、自身の飼っている猫や犬、病院で治療した動物たちの思い出を語ったもの。あくまでもペットについての「読み物」であり、動物保護を訴えたり、科学的な考察を行ったりするものではない。また、かなりまとまりのない本なので、読むのにちょっと苦労する。
 自分の家のペットたちが、奥さんの方になついてしまうのはどうしてなのかとか、わりと身近な話題が多い。

「人間と動物が共生すること、フランスの場合」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-03-29

フランスで有名な獣医、動物保護協会の元副会長によって書かれた本。

フランス人の動物観がよくわかる。それはアメリカのような、悪意の入り込む隙間のないきっちりとした動物保護観とはぜんぜん違っていて興味深い。

エゴに満ち溢れた「人間」としての発言と、動物を守るのだという強い職業観が交差したナマナマしいエピソードの数々。著者自身も多くの動物を飼育しているせいか、いらついたり、動物を疎ましく思うような本音の部分に、逆に好感が持てる。それでいて、動物を見つめる優しくて尊敬に満ち溢れたまなざしが素晴らしい。

ただしフランス人らしく何を言いたいのかよく分からない言い回しが満載なので読みにくくてしょうがないの。星3つ。

「動物と人間の関わりかた」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-02-26

獣医さんのエッセイというとジェイムズ・ヘリオット先生を思い浮かべるが、こちらの舞台はパリ。時代の違いもあるし、牧歌的かつ開放的な前者に比べて、都会ならではの問題もたくさん取り上げられている。

狭いアパルトマンで50匹以上の猫たちと幸せに暮らしている夫婦、6階のバルコニーから転落したにもかかわらず、奇跡的に自然治癒してしまった猫。盲導犬を得て人生を一変させた人々など。

動物が人に寄せる愛情の深さや、彼らとのかかわりを深い洞察のもとに書いている。それにしても先生、素朴な疑問をぼやく。「なぜ犬や猫たちが妻のほうばかり好きになるのか?」助手として一緒に働いている奥さんは不思議なほど動物を惹きつけるのだそうだ。その疑問の回答は本の中です。